生活環境影響調査における正本の報酬基準
報酬基準に関する注意事項
- このページで記します報酬基準は、生活環境影響調査の正本についてのものです。副本や事前調査につきましては、報酬額表をご参照下さい。
- 報酬額は全て税込の価格です。
- 報酬額には、環境測定会社に支払う騒音等実測費用は含まれておりません。また、交通費など諸費用は含まれておりません。
- このページで記します報酬基準は、原則として中・小規模施設の生活環境影響調査について適用します。大規模施設については、当該基準より大きな金額となる場合がありますので、あらかじめご了承下さい。
- 報酬基準の金額は報酬のお見積り額です。ご依頼の規模・難易度等によって報酬額は変化します。ご注意下さい。
用語の説明
- 公害要素とは、大気質・水質・騒音・振動・悪臭・地下水のことを指します。環境省の指針では調査事項と表現されています。なお、自治体によっては、これら6つ以外の公害要素について調査を必要とする場合があります。
- 調査項目とは、各公害要素毎における、公害発生因子に基づく分類を指します。環境省の指針では生活環境調査項目と表現されています。
公害要素 | 調査項目 |
---|---|
大気質 (大気汚染) |
NOX,SOX,浮遊粒子状物質,ばいじん,(一般)粉じん,塩化水素などの有害物質,ダイオキシン etc. |
水質 (水質汚濁) |
BOD(又はCOD),pH,SS,窒素,リン,カドミウムなどの重金属類,塩素系化合物などの有機化合物,シアン,ダイオキシン etc. |
騒音 | 事業所・工場騒音,交通騒音 |
振動 | 事業所・工場振動,交通振動 |
悪臭 | アンモニア,トルエン,キシレン etc. |
地下水 (地下水汚染) |
カドミウムなどの重金属類,塩素系化合物などの有機化合物,シアン etc. |
報酬(概算)の算出方法
報酬概算は、基本報酬と、調査を実施した公害要素について算出した報酬額の総合計となります。
(計算例)
大気質のNOx・ばいじん、事業所騒音、交通騒音、事業所振動を調査した場合
- 基本報酬:315,000
- 大気質報酬:105,000+2×105,000
=315,000 - 騒音報酬:105,000+105,000=210,000
- 振動報酬:105,000
- 総合計:315,000+315,000+210,000
+105,000=945,000
基本報酬
315,000円
各公害要素ごとの報酬
a. 大気質(大気汚染)
105,000円
+調査を実施した項目の数×105,000円
b. 水質(水質汚濁)
105,000円
+調査を実施した項目の数×105,000円
c. 騒音
工場・事業所騒音・・・105,000円
交通騒音 ・・・ 105,000円
d. 振動
工場・事業所振動・・・105,000円
交通振動・・・105,000円
e. 悪臭
105,000円
+調査を実施した項目の数×105,000円
f. 地下水(地下水汚染)
105,000円
+調査を実施した項目の数×105,000円
g. その他
協議の上、金額を決めます。